「2本のギター」リライト方針 やまださき

■感想を兼ねた執筆方針

主な登場人物は三人。対照的な男子二人とクセのある女子一人。
それぞれのキャラが立っているので話に入りやすいと感じました。
天城が正論をズバズバ言うので狂言回しとしては扱いやすい
キャラだったと思います。
そのぶん、彼女が登場後は終始彼女のペースが強かったのと、
本作のタイトルが二本のギターでもあったので、もうちょっと
男子二人には頑張ってもらおうと思いました。。
また、音楽論の説得に関しては若干固い内容である分、それ以外の
ところでコメディ色を強調しています。
というわけで執筆方針としては、元のストーリーラインをなぞりつつ
キャラに動いてもらったような感じになります。

■思ったところ
・天城の言葉がきつすぎる
毒舌・嫌味・悪口はしゃべるキャラなので自然と増えてしまうのですが、
あまり多用してしまうとキャラの魅力が半減してしまうので、
意識的に抑えました。

・男子がヘタレ
吉川はともかく三村が注目されることにビビるのはちょっと情けない。

・学校として
音楽室を個人で専有できるのはちょっと不自然かなと。
学祭の時期なら特に。
放課後に廊下で歌うのも、慌てて逃げ出すほどのことでもないような気が。
そんなわけであまり必要でないと思ったので職員室の下りをカット。
葛城先生ごめんなさい。

・エピソードの解決順
原作では三村→吉川の順で論破していましたが、この順番を逆に。
天城本人も言っていましたが、吉川の件の方が簡単であるならば、
そちらを先に解決する方が物語的には自然だと思います。