●原作について
 短編のサイズで話がしっかりまとまっていて、“直す”必要はほとんど感じませんでした。良くできた短編だと思います。
・ロボットの一人称
・ラストのどんでん返し
 が印象的だったので、それらを強調する形でリライトさせて頂きました。

○私見
 ラストのどんでん返しは、それまでと関連性がない(ロボットの推理が的外れすぎる)ので、ロボットに感情移入して読んでくると、あまり楽しくないかなという印象です。
 改善案として、
(1)ロボットと読者の距離を遠ざける(3人称にするなど)
(2)ロボットの推理も一部当たっていたことにする
(3)勢いのあるどんでん返し(その発想はなかった、という)
 などを考え、ロボットを中心にしたかったので、今回は(2)の方針でリライトさせて頂きました。


●リライト意図
主に2点です。
1.ロボット一人称の強調
・記憶の時間経過表示
・感傷的な語り
→よりロボットらしくするか、人間に近づけるかで迷ったのですが、両者のいいとこ取り(独特な印象と感情移入のしやすさと)を目指してみました。
2.ラストの展開変更
→先の(2)の方針で展開を変えました。

以上になります。
よろしくお願いいたします。