『…に、願いを』 リライト方針 /進行豹

 ストーリーラインは、シンプルで綺麗だと思いました。

 しかし、
「文章がややしつこくて、ストーリーラインのシンプルさな綺麗さを損なっている」とも感じました。

 また「区切り線で話しを区切るのもクドく、読んでいて気が散ってしまう」のも、
ストーリーラインのシンプルな綺麗さと相反しているかと感じました。」

 ので、

1: 文章を削る。あっさりさせる。

2: しかし、ディテールは増す。
   とくに、主人公の心理描写を増す。
  「カナが答えてくれたシーン」で、あっさり 「へぇ、そうなんだ」と流してしまう  のはいかにもマズイ。
   なぜ「へぇ、そうなんだ」という言葉が出てきてしまったのかを描写しないと、
  “主人公が、単に冷たい人間”に見えてしまいかねない

3: ストーリーラインはシンプルなので、話の構成もシンプルにする
   (区切り線での文章区切りを減らし、スっ、と読めるようにする。

――という方針でリライトをしました。

 これにより、元原稿をより「素朴」にリライトできたかと思います。

 こういうシンプルなお話は、素朴に書いた方が綺麗さが控えめに輝くかと、個人的には思いますので。

 ご参考、ないしは反面教師としていただけますと幸いです。