「玄関ドアの、外の中」 リライト方針 進行豹 * * * 「ドアの中」と「外」のイメージにこだわり過ぎて、 最後のところの「すっきり感」がないのがちょっと残念と感じました。 「ドアを開けた途端、玄関のところで我に返る」というのは、 現実世界では 「ドアに手をかけたところで意識が飛んで、 “とおせんぼしてる子のいる部屋”へと行っていた」 という感じに思えて、それはすごく“ありえなさそう”と思ってしまいました。 その点、もったいないなぁと個人的には。 ので 1: タイトルを「ドアの中/ドアの外」に変更する 2: とおせんぼしてる子のいる部屋 = イメージの世界 ≒ 夢の世界    であることをより明確にする。 3: その上で、ドアのイメージを活かす のが良いリライト方針であるかと思いました。 -------- また、ディテールには 「描写した方がいいディテール」 と 「描写する必要のないディテール」 があるように思いました。 <想定読者の多くが、一般常識としてしってそうなこと> は、前者であり 「こまごまと描写すると、話しがくどく重くなってしまうかも」と、感じます。 <想定読者の多くが、多分、イメージしづらい要素> が、後者であり、これは「どんなに細かくなろうとも、伝わりやすいよう工夫して書きこむべき」であるかと感じます。  で、本作の「会社での人間関係に関する描写」 は <書き込み量が多い>にもかかわらず  <一般的なイメージの範囲からはみだす要素があまりない>かと感じましたので、 この辺ざっくりと削って、代わりに <主人公と、少女との関係性> という、<より伝わりづらい部分>のディテールを強化するよう努めました。 ----- リライトさせていただくにあたり、主として考えたことは上記2点です。 わずかなりと、ご参考なり反面教師なりにしていただけますと幸いです。