「玄関ドアの、外の中」 リライト方針 進行豹


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「ドアの中」と「外」のイメージにこだわり過ぎて、
最後のところの「すっきり感」がないのがちょっと残念と感じました。


「ドアを開けた途端、玄関のところで我に返る」というのは、

現実世界では
「ドアに手をかけたところで意識が飛んで、
“とおせんぼしてる子のいる部屋”へと行っていた」
という感じに思えて、それはすごく“ありえなさそう”と思ってしまいました。


その点、もったいないなぁと個人的には。


ので


1: タイトルを「ドアの中/ドアの外」に変更する

2: とおせんぼしてる子のいる部屋 = イメージの世界 ≒ 夢の世界
   であることをより明確にする。

3: その上で、ドアのイメージを活かす


のが良いリライト方針であるかと思いました。


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また、ディテールには
「描写した方がいいディテール」



「描写する必要のないディテール」


があるように思いました。


<想定読者の多くが、一般常識としてしってそうなこと>

は、前者であり 「こまごまと描写すると、話しがくどく重くなってしまうかも」と、感じます。


<想定読者の多くが、多分、イメージしづらい要素>

が、後者であり、これは「どんなに細かくなろうとも、伝わりやすいよう工夫して書きこむべき」であるかと感じます。


 で、本作の「会社での人間関係に関する描写」 は <書き込み量が多い>にもかかわらず 
<一般的なイメージの範囲からはみだす要素があまりない>かと感じましたので、
この辺ざっくりと削って、代わりに <主人公と、少女との関係性> という、<より伝わりづらい部分>のディテールを強化するよう努めました。



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リライトさせていただくにあたり、主として考えたことは上記2点です。

わずかなりと、ご参考なり反面教師なりにしていただけますと幸いです。