『係長と少女』リライト方針 やまださき ■おもうところ ・世界観もろもろ 銀行強盗が日常茶飯事なレベルの犯罪都市なのだろうか? 籠城犯はまだしも窃盗犯相手にすぐに発砲する刑事とかはギャグでしかない。 係長の信念も、市民の安全よりも早期解決が先で犠牲も厭わないように聞こえてしまう。 少年課にいた事もあまり必要を感じない情報。 結局犯人からの電話で呼び出されたのなら今までの捜査は何だったのだろう。 たとえ被害がなくても、いたずらでしたてへでは済まされない気がする。 かといって、少女にあまり異常感がなく、普通すぎる。 以上、全体的に世界観の設定の練り込みができてない感じがしました。 ・プロット 係長が女性であることが、毒にも薬にもなっていない。 いわゆる叙述トリックの範疇なのですが、口調まで男らしくしておいて、実は女性でしたというのは夢オチと同程度の強引さを感じます。 それでもあえて使うとすれば「係長が男である」場合に何らかの違和感を感じるべき「種」を盛り込んでおくのがよいと思います。 ヒントとしては、登場人物たちは彼女が女性であることを知っている体で行動させることです。 (逆に言えば知らないのは読者だけであるべき) ■方針 ・籠城事件はオミット。 ・発砲関連もオミット。 ・少女からのラブレターの対象の候補に係長を挙げない(普通は女子から女性へラブレターを送らないと思うから) ・少女の狂気度をアップ。 ■その他 ・場面ごとに舞台にあるものを軽く描写したほうがいいと思います。ゲームだと背景でわかるので飛ばしがちですが。 ・「小姑みたいな〜」若干誤用。これだと嫌味が含まれます。 ・「書類(始末書)」→「始末書」 ・「禁句扱いになっている」→「禁句になっている」 ・「リモコンのような」少女が持っているのはリモコンですがいわゆる爆弾のリモコンが係長からどのように見えるかは別に考える必要があります。 リモコンと書くとテレビやラジコン(これは近いかも)のリモコンが浮かんでしまいます。