<Act1>  主人公は若い女性。    旦那は堅い職業、いつも家に居ない(売れっこ弁護士とか)  孤独な生活の描写。  旦那が帰って来るときは、いつもケンカ。  精神的に追い詰められた主人公の異常行動  (チラシを、一枚一枚細かく細かく引き裂いていく)  と、その手が止まる   『美術講座のお知らせ』 <1TP>   主人公は美術教師を受講、美術教師と出会う <ACT2前半>   美術教師は、旦那と正反対であることの描写。   若く、軽く、ハンサム、モテモテ。   反撥を覚える主人公だが、絵を描くのは楽しい。    <<ピンチ1>>   美術教師のチャラさにいらだった主人公の乱暴な行動で、   美術教師の描きかけの作品を傷つけてしまう。   真っ青になる主人公に、「全然大丈夫さ、こんなもの」   的にフォローする美術教師。   教室終了後、忘れ物に気付く主人公。   教室に戻ると、美術教師が夕日に照らされた真剣な横顔で、   一心不乱に製作にとりくんでいるところを見てしまう。   ギャップ効果で、ドキっと。   物音を立て、教師に気付かれ、一緒に食事でも、の流れ。    <ミッドポイント>   美術教師の誘惑。   さきほどのドキドキ+罪悪感で、流される主人公。肉体関係を持つ。 <Act2後半>  美術教師との蜜月   (ゴーストで、一緒にろくろ回すシーンみたいに)   一緒に製作したりして、とても楽しい。   結婚の約束。   旦那に別れ話を切り出す。OKする旦那。   美術教室の他の生徒たちには秘密。   けど、うすうす感づかれる。   それでも、幸せ絶頂な主人公は気付かない。 <<ピンチ2>>   主人公の描きかけのキャンバスに、誰かが 殴り書き   「(美術教師の名前と、住所と、女性名が二つ)」     ドキリとする主人公、急に不安を覚える。   住所の家をコッソリたずねていくと、   独身だという筈の美術教師は、どう見ても妻な女性、どうみても娘な少女と   幸せそうに生活している。   美術教師に事実関係を問い詰める主人公。    美術教師は「あれは妻と娘だが、離婚する」と   美術教師が誤魔化すように、更に優しくなる。   が、以前のようには楽しめない。   主人公、美術教師の真意をしりたく、   こっそりと美術教師の娘にコンタクト。   偶然出会った他人を装い、世間話。      主人公「おうちは楽しい?」   娘  「楽しい、パパとママはなかよしだし」 的な答え   娘は、とてもいいこ。  +フラッシュバック+    一人ぼっちで、ずっと旦那の帰りを待ち続けていた主人公自身の姿   主人公は微笑み、娘の頭を撫でてその場を立ち去る。   主人公、美術教師に別れ話を切り出す。   困惑し、一点 乱暴になる美術教師。   主人公、突き飛ばされて 体調に異変、救急車。 <第2TP>   主人公、自分が妊娠していることを知る。   流産をしていないこともしる。   (どっちの子、とかそういう描写は無し)   困惑の表情を浮かべた主人公、だが幸せそうにお腹をそっと撫ぜる。 <ACT3後半>   警察署にいる主人公   「美術教師を(傷害罪で)告発はしない」と警官に。   主人公の身を案じる警官   「ああいう男はストーカー化しやすい」   「私、引越しするんです。連絡先を知らせるつもりも無いですし    あの男が、行き先を調べてまで執着するとは思いませんから」   警察署を出る主人公。   家に帰ると、玄関前に主人公のものと思わしき荷物がまとめられている。   旦那はいない。置き手紙  「大きな荷物は送っておいた」的な。事務的な。   主人公の顔は見せない。手元だけ。手紙を、くしゃり、とゆっくりゆっくり そっと握りつぶす。   主人公、手紙をゴミ箱へ。   と、まとめられている荷物の中に、イーゼルやらカンバスやら絵具箱からがあることに気付き、   それもゴミとして破棄。   過去を両方捨てた主人公、列車に乗る。   ロング。走っていく列車がどんどんどんどん小さくなって、見えなくなる。 <おしまい>