< 『犬と猫』 小夏 さん から頂戴いたしましたご感想 >

+ ご感想は許可を得た上での転載をいたしております +



先日不機嫌亭ゲーム班さん(18禁)からのご縁で、ありがたいことに同人誌(とゲーム)をいただきました。
この同人誌は、いわゆるハウツー本というか、同人ゲームはこう作る!というようなノウハウ本でして、
今日はその同人誌のご紹介です(本のほうは全年齢向けです)

How to making 初めての同人ノベルゲーム  -錬電術師が でき(かけ)るまで-


まず1冊目は通称できかけです。これは不機嫌亭ゲーム班さんのデビュー作
『錬電術師』を作り始める前から完成までを追ったドキュメンタリー小説(?)です。
不機嫌亭ゲーム班さんのメンバー構成は主に字書きの進行豹さんと絵描きの狩野蒼穹さん、そして音楽担当の桜崎みなもさんによる3名です。

話の中心は進行豹さんと狩野さん中心で進みますが、なんとこのお二人10年以上の付き合いということで
さながら同人界のバクマンといったところでしょうか。

お二人が企画を起こし、メンバーを集めるところから始まり、最終的にはコミケで初のサークル参加、というところまでを描いていますが、
本文中には企画書の原稿であったり、キャラデザのラフであったり、コミケでの売り上げ本数、経費などの具体的な数字まで載せられており、
私のようなデータ好きには非常にたまらない一冊となっております。

他にも4コマ漫画やオマケとして初心者向けのお役立ち情報である巻末付録もついておりますし、
これから同人ゲームを作りたい、と思っている人にもわかりやすい本で、ゲームを作る辛さ、そして楽しさが垣間見れるんじゃないかなぁと思いました。



Why did we DeathMarch on 同人ノベルゲーム 〜錬電術師で死にかけるまで〜


次に2冊目は通称しにかけです。これは『錬電術師』をリリースしてからのお話で、主に今までの同人活動の反省会、という流れになっております。
今回のしにかけは、前作の読者様の意見を取り入れたとのことで、非常に見やすい1冊にまとまっております。
内容もわかりやすいので、こちらはさながら同人教科書のような本ですね。

また前回は数の少なかった4コマ漫画も大幅増量、半分近くのページが漫画という構成となっております。

具体的な内容はというと、ダウンロードサイトの売り上げのお話や広報活動、交流活動、これだけはやってはいけないエトセトラ、
そして果ては健康管理のお話や製作モチベーション維持のお話などなど。

こちらの本は、どちらかというと同人ゲームを作る大変さ、というものが滲み出た一冊だと思いました。
それゆえ、同人ゲーム製作に関わったことのある方などはあるあるネタとして楽しむこともできるかと思います。

どちらも自分が熱望していた本なので、とても楽しく読むことができました。
もし少しでも興味をもたれた方がいましたら、次回冬コミで販売する、とのことですので是非ご購入ください。

ちなみにできかけは
DLsite.com様で販売されており、
しにかけはとらのあな様で
通販もしているみたいです(在庫残り僅か)
この手のハウツー本って案外需要があると思うので、貴重なんでしょうね。

そこで久々に日記ページ左(←)のアンケートを更新しました。 (*編注1)
よろしければ清き一票をお願いいたします。



(*編注1)
      元記事掲載をいただきました 『日記ページ』 http://inutoneko.jp/nikki/nikki.html 
     の左側で、同アンケートのご確認をいただけます (2010/09/05現在)


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