Q:あなたのお名前(同人活動名)を教えてください。
進行豹
Q:
あなたの同人ゲーム活動制作における「担当」を教えてください。
企画・シナリオ・制作進行・スクリプト・グラフィックデザイン
Q: あなたは同人ゲーム制作において、
「求人をする側」でしょうか「応募をする側」でしょうか?
A: 求人をする側
B:
応募をする側
C: サイト等で請け負う業務を募集している
D: A+B
E: A+C
F: B+C
G:
A+B+C
H: その他(具体的に)
E (ゲーム班進行豹としては 「A」。 デザインズ進行豹としては 「C」)
Q: 同人ゲーム制作において「求人をする側」の方にお伺いします。
今まで、「求人」をかけて、失敗した経験はありますか?
もしあれば、それがどのようなものであったか、具体的に教えてください。
また、「今であれば、その失敗をこう回避(予防)した」というアイディアがあれば、それも教えていただけますと幸いです。
1: 「大学生さんは時間あってスキルある人が多いから、他の諸条件が同じくらいなら学生さんを選ぶようにしようよ」
→ その当初は実によかったのだが、開発が予想外に長期化してしまったため、
春が来るたびご就職にともなう新規人事が発生
(回避案) 他の諸条件が同じくらいなら、「既に働きながら同人もやる時間の使い方を身につけている方」を優先。
2: 「お願いしようとした方が、実はあまりに忙しすぎて、まったくスケジュールがあわなかった」
→ ペースの改善を打診し、ご無理とのことだったので、双方納得の上にお願いする話を白紙化。
(回避案) 「このペースで、この仕事量での××をお願いしたい」 ということを募集時に明確にしておく。
Q: 同人ゲーム制作において「応募をする側」の方にお伺いします。
今まで、「応募」をして、失敗した経験はありますか?
もしあれば、それがどのようなものであったか、具体的に教えてください。
また、「今であれば、その失敗をこう回避(予防)した」というアイディアがあれば、それも教えていただけますと幸いです。
応募はしたことが無いです。
Q:
同人ゲーム制作において「求人をする側」の方にお伺いします。
「求人」をかける際、気をつけている点はありますでしょうか?
もしあれば、具体的に教えてください。
1: とにかく 「時間をかけて募集・選考」を行うこと
→具体的には、一カ月間くらいの応募期間を用意し、それから一週間程度、複数人での選考を行う。
逆にいえば、「緊急募集」的なことは極力回避するようにしている。
2: 簡単なものでも、具体的に 「ご担当いただきたい制作」に関するテストをお願いする。
→例えば、彩色の方なら狩野の線画をお渡ししての「ご彩色」を、
音楽・SEの方なら、音楽・SEが入っていないショートシナリオ(スクリプト組んであって、ゲームとして読み進められるもの)を
ご用意しての、「音楽・SE指示」を、
ボイスの方なら、キャラクターイメージと台詞とをお伝えしての、「そのキャラクターでのボイスサンプル」を――お願いしてみるようにする。
(もちろん、応募していただいたものは、選考のみに対して使用し、選考後には速やかに破棄することを明記の上)
それがご無理の場合は、任意のサンプルのご提示をお願いするようにする。
とにかく 「お願いしてみたら、イメージとあわない」という事態だけは絶対に避けたいので、
『お願いしたいイメージのものを作っていただけるかどうか』は、出来るだけ高い精度で確認できるよう死力を尽くす。
Q:
同人ゲーム制作において「応募をする側」の方にお伺いします。
「応募」をする際、募集案内に関し特に注意して見ているポイントは
ありますでしょうか? もしあれば、具体的に教えてください。
応募はしたことが無いです。
Q:「求人側」さんへの質問です。
「こういう応募者は即お断り」という具体例がありましたら、教えてください。
「応募要項に明記してある事項に対し “ここが無理なんですけど、なんとかなりませんか?”」
というご要望をいただいたときには 「申し訳ないのですが、なんともなりません」としかお返事できないため、
結果としては、即お断りに等しいことになっているかと存じます。
そのようにしかお返事が出来ない理由は
1: 「そこがキツいと思いつつも、調整して応募してくださった応募者さんがいた場合、著しく不公平になる」
2: 「応募段階からそのような要求をされる方は、その後も条件変更を頻発しそうな気がする」
――がためです。
また「即お断りということはないが、確実に選考に不利」 と考えるのは
「最初のメールから、敬語を使えていない」(いわゆる、タメぐちの) 方です。
これは「一般常識がないことのあらわれ」にどうしても見えてしまいますので、
“同じくらいの実力で、敬語でメールしてくださった方”がいた場合、
その後のコミュニケーションの手数を考えると、“敬語でメール”の方を100%選考させていただきます。
ただ、
「本当に突き抜けた実力を持っていて、けれど一般常識の無さが他サークルさんでの活動などを阻み、
結果としてうちに応募をしてくれたのだなぁ」
と思えるくらいの圧倒的な実力を持ってくださった方がご応募くださった場合には、
「私がクッションになるから!」と狩野さんを説得し、その方を御採用させていただくべく全力を尽くすようにも思います。
(不機嫌亭ゲーム班では、狩野さんと私と、双方の合意が無い採用が行われることはないです)
Q:「応募側」さんへの質問です。
「こういう募集には絶対応募しない」という具体例がありましたら、教えてください。
応募したことはないです。
Q: 「求人側」さんへの質問です。
応募してくださる方が「あなたのゲーム作りに参加することで得られるのではないかと思われるメリット」
について、優先度が高く思われるものから順に三つ、記述してください。
・ その方の個人としてのご活動上で、告知のお手伝いをさせていただいた方がベターなものにつきましては、
その旨お知らせいただけ次第、出来る限りの告知協力をさせていただきます。
・ 「××が出来るひと知りませんか?」というお話を、他サークルさん等から頂戴したときには、
抱え込みを考えず、「サークル●●さんが××が出来る方探されているそうですが」と
お伝えし、また、双方にその希望があれば、実際のご紹介をさせていただきます。
・ もし「私(進行豹)の手持ちスキルで、制作協力者さん身につけたいものがある」場合には、
その旨ご要望をいただけ次第、懇切丁寧に私がお伝えできることの全てをお伝えさせていただきます。
→ 総じていえば、うちでの制作にご協力いただくことによって、
(お力添えくださる方がそれを望まれた場合には)
「より広いご活動・ご活躍に繋げていけるチャンスの増加が望める」のではないか――
と、今までの経験上考えております。
Q: 「応募側」さんへの質問です。
「そのゲーム作りに参加することで、どんなメリットを得たいと思っているか」
について、優先度が高く思われるものから順に三つ、記述してください。
応募をしたことはないです。
Q: 「請負」をしてらっしゃる方に質問です。
「こういうご依頼であると、普段より頑張っちゃう」
というケースがもしあれば、具体的に教えてください。
「お伝えいただく、“希望する仕上がりイメージ”を “あ! こういう感じね!!”と即座に理解できたような気になれた」
場合には、普段「100」出しているつもりの集中力を 「110」くらいまでアップできているように感じたりします。
そして “あ、こういう感じね!” と思いやすいケースとしては、
・ イメージワードを、具体的にいただける
(“花のイメージ” よりも “牡丹のイメージ”。それよりも “夕焼けに照らされて、今もう落ちてしまいそうな牡丹のイメージ”といった感じで)
・ そのデザイン物にまつわるビジュアルイメージを拝見させていただける
――ことが多いように思います。
Q: 「請負」をしてらっしゃる方に質問です。
「こういう依頼をされると萎える。あるいは断りたくなる」
というケースがもしあれば、具体的に教えてください。
「人に物を依頼するということを、 “力を貸してほしいとお願いする”のではなく、“使ってやる”と考えている」ことが明白な態度の方の依頼は、
萎えるとか断りたくなるとかじゃなく、実際、なんだかんだの理由をつけてお引き受けしないことにしています。
Q:
全ての立場の方に質問です。
「プロ志向」(同人専業として、それだけで喰っていくというケースも含める)ですか?
「ゲームシナリオ(や、スクリプト等)で喰っていきたいか」 という意味ではNOです。
「(ゲームにジャンルを限定しない)お話作りで喰っていきたいか」 という意味ではYESです。
Q:
全ての立場の方に質問です。
「同人ゲーム制作に関与して、獲得したもの」があれば、それが何かを教えてください。
まずはなにより 「ご感想」です。
他の制作では絶対に望めないような、“ものすごく濃く深く私の書いたお話を読みこんでくださってのご意見”を、
ダイレクトに、複数頂戴できました/できておりますことは、私の 「お話を組む」ということに対する意欲に、
ものすごく良い影響を与えていただけておりますこと、強く確信しております。
それから、以前と比較すれば人懐っこくなったと思います。
御縁をいただいたプレイヤーさんや制作者さんのお話の中には、たいてい
「私が全く知らない世界のお話」が垣間見え、それを伺わせていただくのが素直に楽しいからです。
あと 「吉里吉里のスクリプトスキル」 「グラフィックデザインのスキル」を 私なりに身につけることができたのも、
同人ゲーム制作に関与したおかげだと思っております。
と、「一方向がダメになったとき、執念深く別方向からの解決を探るというたぐいの根気強さ、ないしは根性」は、すごく、鍛えられた気がします。
また、「無駄遣いをさけるようになった」ことも、とても大きな収穫であったと考えます。
Q:
全ての立場の方に質問です。
「同人ゲーム制作に関与して、失ってしまったもの」があれば、それが何かを教えてください。
冗談ごとじゃなく、髪の毛がすごく薄くなりました。
(同人ゲーム制作ではなく、体質と時間のせいなのかもしれませんが)
我々(というか、主に私)が人事を甘く考えていた時期に得させていただいた御縁を失いました。
それについては、本当に後悔――というかより正確な言葉を探せば、 “申し訳なかった” という気持ちしかありません。
Q: その他「同人ゲームの求人」に関して、書きたい・伝えたいことがあれば、以下に自由にお書きください。
「いい加減な人事をやると、チームの全員が迷惑します」
書きたいこと・伝えたいことの全ては、その一行に集約されるように思います。
そのことをお伝えし、人事を大切に取り扱っていただきたいがために、
このアンケート回答を募集させていただき、「同人ゲーム求人マニュアル」を執筆したようなものです。
「何度電池を変えてもつかない懐中電灯なら、電灯の方が壊れてる」のです。
「いい人が集まらない」と嘆く前に、自分の求人スタイルを見直してみましょう。
良い御縁は、まず、自らが身を律し、自らを磨くその過程でこそ、産まれてくるものではないか、と個人的には考えています。
<アンケート回答は以上です>
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