つねちゃんさんから頂きました「錬電術師最終章 Re_turn 家路 -かや、くろえ、カナヘEDのご感想」-追加分-のご紹介


+ご感想は許可を得た上での転載をいたしております。
また、<ネタバレ部分>についても そのまま公開させていただいておりますのでご注意ください

+また、必要と思われます部分には(蛇足を承知で) <編注>を加えますことをご容赦ください。



 こんにちは、つねちゃんです。家路感想追加です。
 小分けにすれば拍手でも感想送れるかテスト。前回のはテキスト量がメモ帳で11kもあったので諦めました(苦笑)。


 錬電術師のシステムに対しての要望ですが、「MUSICモード」と「バックログからの音声再生」があればと思いました。特に音楽はオリジナルですので出来ればじっくり聴きたいと切に要望致します。(*1)

 死者蘇生の薬の値段が100万円って冷静に考えればもの凄く安くないでしょうか?
 通常医療のちょっとした手術でも(保険利かないと)すぐ100万超えますし。イザックさんが20年前に薬を買った時の値段も”究極の秘術”という事を考えると億は超えているのでしょう。
 もう薬が必要無くなったのと貴一君に希望を感じて(イザックさんにも生き返したかった人がいてけどそれは叶わなかったのではと思いました)あの場面で即座に断られない程度の金額(結局は大赤字ですが)を提示したのでは?と想像しました。  

  フジマルライガーを造った”つくも神”達の動機は「人になりたい」ではなく「人のために尽くしたい」だったから”管”にはなれなかったのでしょう、だから”当代随一の管使い”のくろえ姉でもあの場一度限りの使役しか出来なかったと想像しました。ならせっかく一度きりの晴れ舞台!フジマルライガーで(グレンくんの手を借りずに)ドラゴンを倒せないか考察してみました。
 まず第三次防衛ラインの状況を確かめるのが最初の一手でしょうね。くろえ姉ルートの前提として第三次防衛ラインに『貴一君より強力な錬電術師であるアラディア先生が駆けつけてくれる』か『陶耶の一派の増援が来る』というのがありました。
 第三次防衛ラインにいずれかの援護がきていたのならばドラゴンブレスの第一射済みという状況でなおかつ第二次防衛ラインにグレンくんだけでなく(門を全開にした)くろえ姉も居るという戦況ですし、カナヘさんとフルタルくんを呼び戻した方が良かった(少なくとも品川の大災禍は免れた)様に思います。そうすれば二射目のドラゴンブレスの後でも混乱せずに即座に対応でき若干のアドバンテージを取ることが出来たのではないでしょうか(まあ結果論ではありますが、貴一君が「一度に一つ」ではなく「広く備えて」いたなら可能だったかも)。

 フルタルくんに土砂を飛ばしてもらってそれをMISTに綾取ったなら土と水(H2O)との質量差からかなり広範囲を霧で目くらまし出来ます。
 後は” 六芒の目”でも”紺来の鍵”でもいずれでも使ってドラゴンの位置をくろえ姉に伝えてドラゴンが”備えられない状況”でフジマルライガーに攻撃させれば勝てるのではと思いました。他にもドラゴンをかく乱する方法はフルタルくんの土砂と錬電術だけでもいろいろ思いつきます。発生した霧の一部を蛍光塗料に綾取って誘導したり、霧を毒に綾取ったり、ドラゴンに向かって巻き上げた土砂を生コンクリートやコールタールに綾取って動きを封じたり、同じく土砂を黒色火薬や小麦粉(可燃物)に綾取り狐火で着火して攻撃したり(距離が近いのでニトログリセリンだと火力強すぎて自分達も一緒に吹き飛ぶ)すればドラゴンに決定的な隙を作ることが出来たと思いました。  
  
   第三次防衛ラインの『レインボー橋が落ちた』作戦で倒せると事前に予想されるほどドラゴンの危機察知能力は低いと把握(おそらくはサウスゲートとの長年の交戦記録によって)されていました。飛ぶ鳥を固定設置されたギロチンで斬るなんてよほど間抜けな鳥でもないと出来ません。それは数億年におよぶ生存競争と淘汰によって危機察知能力が育まれているからです。最強であるドラゴンは”強者であるが故に”罠があってもそれに気付けないのでしょうね。
 人の強さって作戦を立てて戦う事だと思います。氷河時代の人類はマンモスを崖に追い立てて狩り尽くしました。オーストラリア大陸に渡ったアボリジニーの先祖はコモドオオトカゲ(体長10メートル以上の大型爬虫類)を活動が緩慢になる冬季に遠くから野に火を放つことで絶滅させました。フジマルライガーだって策を持って戦えば”最強”のドラゴンにだって勝てたと思います。氷河期の王者だったマンモスと人間が正面きって戦ったら100人がかりでも人の方が負けていたでしょうが、作戦をたて”備えて”戦うことで勝利することができましたし。  
  
  かや姉ルートのBADエンド回収しました。
 おもいっきり見落としていましたがマナカさんの母国語はコプト語としっかり明記されていましたね。スーダンではなくエチオピアでしたか。人類発祥の地ですね。全人類の母系をたどれば古代エチオピアの一人の女性にたどり着く(ミトコンドリアイブ)とされています。始まりの地の王が”始まりと終わり”を等価とする死霊術師だったというのもかや姉ルートの最後を暗示させますね。

 コプト語自体の知識はないのですが、当時の文字は略されていない表意文字(そのまんま絵)で文法も縦書きとか横書きとか決まっておらず斜め書きとかX書きとか回り書きとか後世に伝える等の配慮がまったく為されていない神や死者に対する文章なので、神官や書記の感性に任せたフリーダム(文字自体は厳密に定められていた)なものだと記憶していますからマナカさんが当初文字を知らなかったのも当然でしょう(極一部の知識層のみの、祭事にのみ用いられる文字ですから)。  

  ノアさんはアラディア先生の使い魔的な存在のようですね。おそらく一章でラップトップを届けてくれたのは彼女なのでしょう。
 先生は”災厄”に対する耐性が低いのにデーモンの闇に飲まれて半月以上も無事だったのにあのタイミングでデーモンに乗っ取られた?っぽいのは、ノアと貴一君が接触したのに気を取られた隙に乗っ取られた?のか、すでに乗っ取られていたがノアと貴一君の接触がきっかけで貴一君にパス(通路)が出来たのか?それらとは関係なくぎりぎりで(デーモンに呑まれることなく)持ちこたえていたのが(まだ語られていない夢路・旅路編のイベントの)時系列的にあの時点で乗っ取られてノアを通して貴一君達の企みを知られたのか?考えればきりがありませんが夢路・旅路編がますます楽しみになってきました。  


  夢路編はロージィちゃんのルートでもあるので対デーモン戦がメインになるのでは?と予想します。デーモンは”老い”の災厄なのでホムンクルスで老いないロージィちゃんや、錠家で災厄に耐性がありなおかつ若いまなの活躍が期待できます。まなと同じ予見術師のI.Pも恐らく夢路組なのでは?と思いました。
 あと予見術の設定を考えると、術師は「見たくない未来をまったく想像しない(危機予測能力の無い)」「楽観的な性格」で「(他人の意思”予見も”をはねのけるほどの)自我の強い人物」の方が強いですね。条件挙げてみると正直政治家(というか管理職全般)にはなって欲しくない人種ですね(苦笑)。

 感想は以上です。上手く届いたでしょうか。それでは失礼します。 


編注(*1) ご要望ありがとうございます! 実現可能性がどうかは正直わからないのですが、
次回(2月中か、3月頭)制作会議にて、その旨 ご提案させていただきたく存じます!


<いただいたご感想は以上です。ご感想、ありがとうございました!>